サイレントキラー

よく「サイレントキラー」という言葉を耳にするけれど、なんのことかわからない。という方まだまだいらっしゃるようです。

サイレントキラーは、直訳すると「物静かな殺人犯」。
音もなく、症状もあらわれずに、忍びよってくる病魔、「高血圧」のことをアメリカでは別名「サイレントキラー」と呼んでいるのです。
高血圧症の患者ですが、日本で２千万人、世界では６億人と言われています。

ただ現在では、このように症状が出ない病魔のことを総称して「サイレントキラー」と呼ぶことが多いようです。

そう、生活習慣病の原因である病魔のほとんどが、サイレントキラーであるということなのです。

もともと高血圧には、目立つ症状がないうえに、長い期間をかけて、悪い方向へと進行することから、気付いた時には、すでに、重篤な合併症を引き起こしていることが多いのです。

はっきりとした症状が現れると、もうすでに手遅れになっている事が多いのも特徴的です。

次のような症状（肩こり・頭痛・めまい・耳鳴り・動悸・息切れ・顔のほてり・吐き気）が出た場合は、高血圧の可能性があるというように言われていたとしても、実際は、別の病気や症状が出ていることも多いため、高血圧であるという確信もないのです。

これらを予防するためには、適度な運動・規則正しい生活・バランスのとれた食事が基本になり、さらに、血圧測定を毎日行うことが予防や対策となるのです。

今一度、自分の生活習慣を見直してみませんか？