「生活習慣病予防士」「生活習慣病予防指導士」というものがあるのをご存知ですか?
厚生労働省は、2008年から「メタボリックシンドローム」を基準に、保健指導を保険組合に義務化していくことを発表。保健師・看護師・栄養士などの資格保持者だけでは対応しきれないと言われています。
こうした背景からも、正しい知識を持って生活習慣病予防に尽力できる人材が求められているのです。
そこで「生活習慣病予防士」「生活習慣病予防指導士」が新たにできた資格になるわけです。
では、実際にそれぞれが、どのようなことをするのか?みていきます。
■「生活習慣病予防士」とは?
生活習慣病予防士は、自分自身や家族、知人を対象としたセルフケアを学ぶ講座です。食生活・ストレス対策・運動など、生活習慣病を予防するために必要な知識から、実践的なセルフケアの方法までを網羅した学習内容になっています。
■「生活習慣病予防指導士 」とは?
生活習慣病予防士では、地域のセルフケアサークルや職場の健康管理等でのアドバイス・カウンセリングなど、生活習慣病予防を第三者に対して指導するために必要な知識と技術を学びます。また、大学や短大、専門学校等の教育機関で授業を運営できるテクニックや、より深い知識を習得します。
日々の生活習慣を見直して改善していくことが、そもそも病気予防の対策として重要なのです。
しかし、それがわかっていたとしても、今まで長く続けてきた生活習慣に改善点が見つかったとしても、生活習慣を変えるのはなかなか難しいことですよね。
「わかっているけれどやめられない」というのが多くの人が思っている事ではないでしょうか? だからこそ改善へと導けるスペシャリストが求められているのです。
それが、「生活習慣病予防士」「生活習慣病予防指導士」の仕事といってもいいでしょう。
人々のライフスタイルを改善へと導くためには、食の知識を啓蒙するのみならず、カウンセリング術、運動方法、ストレス対処などの知識があると、様々な角度からアプローチができ現場で役立つでしょう。
「生活習慣病予防士」「生活習慣病予防指導士」の講座について説明しましょう。
■講座内容
生活習慣病予防士:生活習慣病の基礎知識、身体のケアの仕方、口腔の健康とセルフケア、ストレス対処法、他。
生活習慣病予防指導士:健康指導、健康教育の実際、生活習慣病の病態生理(西洋医学・東洋医学)、現代病の基本知識、心の健康管理の指導の仕方、正しい食生活の指導の仕方、運動と身体のケア指導の仕方、生活環境対策の指導の仕方、ホリスティック医学概論、代替医療の利用の仕方、生活習慣病予防指導の実際、カウンセリング実技など。
■受講情報
生活習慣病予防士:通学コース(8回)、通信講座コース
生活習慣病予防指導士:通学コース(10回)、通信講座コース(スクーリングがあります。)
■生活習慣病予防士・予防指導士試験情報
試験:年2回(3月、9月)
試験会場:全国8会場(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・愛媛・福岡)
受験料:生活習慣病予防士8000円、生活習慣病予防指導士10000円
合格率:生活習慣病予防士…約80~90%、生活習慣病予防指導士…約60~70%
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