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紫外線が強くなり、活性酸素が増加する夏は、抗酸化系野菜の出番です。でも、食べる時、ひと手間加えて野菜の持つ抗酸化力を高めて食べるようにしましょう。

夏は紫外線がひときわ強くなる季節です。紫外線に当たると身体に悪影響を及ぼす活性酸素が増加し、シミやシワなどの肌の老化、動脈硬化、ガンなどさまざまなトラブルの原因になってしまいます。美肌や健康な体作りのためにも夏は活性酸素を消去する抗酸化力を高めておきたいものです。
抗酸化系の野菜を積極的に食べるのはもちろんですが、同じ食べるなら、抗酸化力を更に高めてから食べるのがおすすめです。お料理の前後に、ひと手間加えるだけで、野菜の抗酸化力をさらにアップさせることができるんです。

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①カロチンを含む野菜は、オリーブオイルをプラス
 人参やかぼちゃなどカロチンを含む野菜は、塩もみでしんなりさせてからオリーブオイルをプラス。サラダで食べるのがオススメ。カロチンは、油に溶ける脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ることで吸収率が高まり、抗酸化力もアップしますよ。

②野菜も果物も完熟したものを選びましょう
 バナナはシュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が出ると抗酸化力が2倍以上に増加します。糖度も増すのでおいしさもアップ。抗酸化力が高いパプリカも、完熟野菜なのです。

③干ししいたけを30分天日干しにする
 市販されている、干ししいたけの多くは日光が当たっていない機械干しがほとんどです。たった30分太陽光に当てるだけで、抗酸化力が倍近くに高まり、ビタミンDも6倍以上増加します。国産のものは、より抗酸化力が高いのでおすすめです。

④根菜類は炒めてから煮る
 れんこんやごぼうなどの根菜類は、筑前煮、きんぴら、カレーにシチューなど「炒めて」から「煮る」調理方法で食べるのがオススメです。「煮るだけ」の倍近くに抗酸化力が上がります。油で膜ができるのでおいしさも栄養価も逃しません。

⑤ねぎは焼くのが1番
 ねぎは生でも炒めてもおいしい野菜ですが、焼けば抗酸化力が生の2.5倍高まり、糖度も120%アップしておいしくなります。焼いたネギを刻んで、味噌汁の具としていただくと身体があたたまっておすすめです。

⑥醤油や味噌などの発酵した調味料を
 醤油や味噌などの発酵した調味料は、抗酸化力が高いものです。特にたまり醤油など、熟成期間が長いものほど旨味が強く、抗酸化力も高くなります。調理に使う際に、食材や他の調味料との化学変化で、抗酸化力が増す場合が多いです。

⑦ビタミンA、C、Eを組み合わせる
 それぞれに抗酸化力が高いビタミンA、C、E。Aは皮膚や粘膜、目の健康を維持する力、Cには美肌効果、Eには老化予防の働きがあります。この3つを組み合わせることによって、それぞれが助け合う働きをし、抗酸化力や栄養価を向上させるのです。サラダやジュースにするといただきやすいです。
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